梅酒原酒

南高梅は果実が非常に大きく種が小さいため、果肉が厚いのが特長で、味わい深い梅酒に仕上がると言われています。この南高梅を100%使用することで、梅酒原酒の濃醇な味わいが作りだされます。

南高梅の樹は2月中旬頃に花を咲かせた後、太陽の光と梅雨の雨をうけて実が徐々に大きく色づいていきます。そして6月上旬から南高梅の収穫が始まります。厳選した梅の実だけを使用するのが「白鶴 梅酒原酒」のこだわりです。

和歌山を出発した梅の実は、朝早くに蔵元まで運ばれてきます。トラックいっぱいの梅の実から甘い香りがし、敷地いっぱいにそのフルーティーな香りが広がります。
届いた梅の実はすぐに流水でやさしく洗浄され、異物を除去します。傷んだ実や割れた実が混ざっていると梅酒の品質が悪くなってしまうため、人の目と手で丁寧に選別していきます。

選別された梅の実は熟練者達の手によってタンクの中に投入されます。原料は梅の実と醸造アルコールと糖類だけを使用し、梅本来の味や香りを活かした「本格梅酒※」として漬け込まれます。白鶴酒造では昭和48年から梅酒を造っており、昔ながらの伝統的な製法を守り続けています。

※「本格梅酒」とは
梅・糖類・酒類のみを原料とし、酸味料・着色料・香料を使用していない梅酒のこと。

タンクの中の梅酒は定期的に撹拌され、じっくりと時間をかけて漬け込みます。漬け込んでいる間に梅の実のエキスがゆっくりとアルコール中に溶けだし、香り豊かで味わい深い梅酒へと変化していきます。エキスが十分に出きった後に梅の実と梅酒を分離し、さらに熟成させることによって、芳醇な香りとコクのある味わいの梅酒原酒が出来上がります。

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