ブランドストーリー
ボルニー社の歴史は、1972年英国 ウエスト・サセックス州でジャネット&ロドニー・プラット夫妻によりぶどう園が開設されたことにはじまります。
ぶどう栽培に情熱を傾け、1980年代には当時英国では未だ広く栽培されていなかったシャルドネやピノノワールといった品種の育成にも成功した英国ワインのパイオニア的存在です。
1985年に初めてIWSC※1で“Bolne 1983”が銀メダルを受賞してから、今日に至るまで多くのコンテストで賞を受賞しています。
2000年頃からは特に優れたスパークリングワインが造られており、その品質の高さから英国大使館にて開催されたエリザベス女王の誕生祝賀会でも提供されました。今年で50周年を迎えるボルニー社、今後もその活躍に期待が寄せられています。
※1:International Wine and Spirit Competition
BOLNEYについて
ボルニー社はイングランド南部のウエスト・サセックス州に位置しています。この地方でのワイン造りの歴史は比較的新しく、11世紀ごろから始まったとされていますが、フランスのシャンパーニュ地方と同様の白亜質石灰岩の大地、メキシコ湾流という恵まれた環境に加え、近年の温暖化の影響による気候の変化により高品質のぶどうが収穫されるようになりました。
ミネラル感の強いぶどうでつくられるスパークリングワインは、今や英国ワインの7割以上を占めるまでに成長しています。豊かなテロワールの恩恵を存分に活かしたワインは多くのコンテストで高評価を獲得し、英国ワインは世界市場でもその地位を確固たるものにしています。
ボルニー社のぶどう栽培はすべてが手作業です。ぶどう畑の担当者は天候に関わらず毎日畑を歩き回り、その生育を厳しく管理しています。ぶどうの中の糖と酸のバランスを見極め、ワイン造りに最適なタイミングで収穫をおこなえるよう、1年中たゆまぬ努力を重ねているのです。
収穫されたぶどうは、フレッシュさが失われないうちに即座に仕込みを行います。各々のぶどうの香りを引き出すためにぶどうの品種ごとに最適な酵母を選んで仕込みを行います。
その年々のぶどうによってワインの味は少しずつ異なるため、ヴィンテージごとに最適なブレンドをしています。
創業者であるジャネット&ロドニー・プラット夫妻の娘で、ボルニー社のマネージング・ディレクター兼ヘッド・ワインメーカーのサム・リンター。
1995 年からボルニー社のワイン醸造と経営に携わってきました。
上質なワイン醸造とワインと料理の相性の追求に日々情熱を傾けています。
英国ワインを世界に広げるなどその功績が認められ、WineGB※2の取締役に就任、時にはIWSCの審査員を務めるなど、その活躍は多岐に渡っています。
※2:Wines of Great Britain