白鶴美術館2021年秋季展開催
2021年9月23日(祝・木)から12月12日(日)まで
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公益財団法人白鶴美術館(神戸市、1934年開館)では、9月23日(祝・木)から2021年秋季展覧会を開催します。当館は、中国青銅器の所蔵館として世界的に知られています。今回は、「円(まる)」と「方(四角)」という造形の基本要素に着目して40点余りの青銅器を展示し、その汎用性ある造形美と制作背景の関わりについて紹介します。
また、絨毯専門の美術館である新館では、円(まる)い造形であるメダリオン文様に着目してアナトリアとコーカサスの絨毯計22点を展示し、その多様なバリエーションについて紹介します。
会期中には、講演会やワークショップなど、来館者が自由に参加できる各種イベントも開催します。

【本館】 「 中国青銅器―円(えん)と方(ほう)の協調美― 」
【新館】 「 アナトリア・コーカサスの絨毯―多様なメダリオン― 」
■期 間  2021年9月23日(祝・木)~12月12日(日)
■休館日  毎週月曜日 但し、10月11日(月)は開館、10月12日(火)を休館
■開館時間 午前10時~午後4時30分(入館は午後4時まで)
■入館料  大人:800円/65歳以上・大学・高校生:500円/中学・小学生:250円
      (大人、大学・高校・中学・小学生団体20名以上は2割引き)

重要文化財 饕餮夔龍文方卣(とうてつきりゅうもんほうゆう)

中国・殷(商)時代
世界的に知られる逸品
円と方の協調美を示す

金象嵌渦雲文敦(きんぞうがんかうんもんたい)

中国・戦国時代
不可思議な球形の青銅器

カザック カラチョフ コーカサス

1900年頃
多様なメダリオン文様を表す優品

【白鶴美術館とは】

「世界的価値のあるコレクションを私蔵するのではなく、ひとりでも多くの方の目に触れてほしい。」
白鶴美術館は、そんな願いを持った嘉納治兵衛(鶴翁・白鶴酒造7代)によって昭和9年(1934年)に開館されました。古美術品500点で出発した当館は現在、国宝2件(75点)、重要文化財22件(39点)を含む約1450点以上の作品を所蔵。戦争と空襲、大震災など幾多の苦難を乗り越えて、価値ある古美術品を現在に残しています。

講演会「製作技術からみた中国青銅器」
 日時:11月7日(日) 午後2時~3時30分
 講師:奈良文化財研究所主任研究員 丹羽崇史 氏

新館レクチャー「17-18世紀インドの絨毯をみながら」
 日時:10月24日(日) 午後2時~3時30分
 講師:メトロポリタン美術館終身名誉館員 梶谷宣子 氏

文化財特別セミナー「道具にみる―ある表具師の仕事」 
 日時:11月21日(日) 午後1時~3時
 講師:(株)清華堂会長・表具師 岡本𠮷隆 氏

ワークショップ「クルッと反転! 紙が要のミニ屏風」
 日時:11月14日、21日、28日の各日曜日 午後1時~3時
 指導員:甲南大学ワークショップ指導員

ア-ト・ト-ク「中国青銅器の円と方」
 日時:12月12日(日) 午後1時~3時
 講師:当館学芸員

スライド解説「展示品にみる円と方」
 日時:9月26日、10月10日、11月14日、28日の各日曜日 午後2時~3時
 講師:当館学芸員

アクセス
〒658-0063 神戸市東灘区住吉山手6-1-1 
・阪急御影駅から北東約1km(徒歩約15分)
・無料駐車場あり(大型バスも可)
・阪神御影駅、JR住吉駅から市バス38系統渦森台行「白鶴美術館前」

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