東京・銀座屋上の農園「白鶴銀座天空農園」で
自社開発酒米「白鶴錦」の稲刈りが無事終了!
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白鶴酒造は、東京支社屋上の農園「白鶴銀座天空農園」で自社開発酒米「白鶴錦」の稲刈りを2021 年10月27日に無事終えました。2007年から続く屋上緑化、食育への取り組みとして、例年一般のお客様や留学生に田植え・稲刈りを体験いただいておりましたが、コロナ禍で不特定多数の人が集まるイベントが難しいため、田植えに引き続き稲刈りも主に社員で行いました。

▼【動画】当日の稲刈りの様子
東京銀座での非日常体験を追体験するとともに、天空農園プロジェクト チームリーダー山田の思いも是非ご覧ください。

<動画のイメージ>

また食育の取り組みとして、2009年から地元の小学生による田植えと稲刈りを体験してもらっており、今年もコロナ対策を実施したうえで45名の小学生に体験してもらいました。田植えでは田んぼに入るのをためらっていた子供たちが、稲刈りも裸足でやりたいと言うなど泥の感覚が気に入ったようです。稲刈りでは、鎌が怖く扱いが難しかったようですが、大きく育った稲を見て喜んでくれました。

■白鶴銀座天空農園
銀座から日本酒文化の情報発信をしたいとの想いから、2007 年に白鶴銀座天空農園のプロジェクトを立ち上げ、東京支社(中央区銀座)屋上で自社開発酒米「白鶴錦」を栽培しながら、屋上緑化、食育、日本酒文化の情報発信を行っています。当初、大都会のビルの屋上でのお米の栽培は難しいという声がありましたが、プランターでの栽培が成功し、2008 年には田圃を造成しました。

6月15日(火)、新型コロナウイルスの影響を考慮し、昨年同様、主に社員が手作業で田植えをしました(一部、地元小学生が体験学習)。天候にも恵まれ、刺すような日差しの田植え日和となりました。毎年の作業で手慣れた社員はスムーズに田植えを終え、しっかり苗を根付かせることが出来ました。

関西地方が記録的な早さで梅雨入りしたこともあり、天空農園でも梅雨入りによる日照不足を心配していましたが、7月は晴れ間も多く暑い日が続いたことで、稲は順調に生長していきました。稲が育つと同時に、どんどん生えてくる雑草とも格闘の毎日でした。

8月お盆前後から気温の低い日が続き、9月前半には低温注意報が発令されるほど、天気の悪い日が続きました。このような天候不順により、稲の生長が緩やかになっていたため、日照時間や気温など、心配の絶えない日が続きました。出穂予想日に向け、毎日穂を探していましたが、なかなか確認することが出来ず、8月31日にようやく穂と稲の花を確認できた時の喜びは今でも忘れられません。

9月後半~10月にかけて暑さが戻り、少し生長の遅れを取り戻したものの、場所によって生育にばらつきがあり、稲刈りが出来るだろうかという焦りもありましたが、例年より1週間ほど遅れて10月27日に無事稲刈りを迎えることが出来ました。粒も大きく、実もたくさんついてくれたおかげで収量は籾付きで47Kg弱(昨年50kg)。お米作りに携わり、お米やお酒がどんなに手間暇がかかっているものかを理解する貴重な1年となり、来年に向けてより良いお米を作れるよう努力していきたいと思います。

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