お酒を飲むときの注意について

  • 電子レンジでお酒を温める場合の注意点を教えてください。

    • 電子レンジでお酒を加熱する際は、やけどに十分ご注意ください。
    • 電子レンジでお酒を加熱する際は、ご使用の電子レンジの説明書を必ずお読みください。
    • 電子レンジでお酒を長時間加熱すると、お酒が突然沸騰し、お酒が噴出(突沸※)し、やけどやケガの原因となる恐れがあります。
      加熱時間には十分ご注意ください。
      • 液体を加熱すると沸点を超えても、沸騰を起こさない場合があり、これを過加熱状態といいます。
        過加熱状態にある液体に振動などの衝撃が加わると、突然激しく沸騰が起こります。この現象を「突沸」といいます。
    • 万一、加熱し過ぎた場合、すぐに取り出さず、しばらくの間放置してから取り出してください。
    電子レンジでお酒を温める場合

    200mlサケカップ商品

    • 電子レンジで温める場合は、必ずポリキャップとアルミキャップをお取りください。
    • 電子レンジで温める場合、加熱時間の目安は、家庭用電子レンジ(出力600W以下)で1分以内です。
      ただし、加熱前の酒の温度や電子レンジの機種等の条件により、加熱時間には差があります。
      ご使用の電子レンジの説明書を必ずお読みください。
    200mlサケカップ商品を電子レンジで温める場合

    120mlミニグラス商品

    • 電子レンジで温める場合は、必ずアルミキャップをお取りください。
    • 電子レンジで温める場合、加熱時間の目安は、家庭用電子レンジ(出力600W以下)で40秒以内です。
      ただし、加熱前の酒の温度や電子レンジの機種等の条件により、加熱時間には差があります。
      ご使用の電子レンジの説明書を必ずお読みください。
    120mlミニグラス商品を電子レンジで温める場合

    その他の商品

    • 電子レンジで温める場合は、徳利など他の容器に移して温めてください。
    • 他の容器に移して電子レンジで温める場合、容器や加熱前の酒の温度、電子レンジの機種等の条件により、加熱時間の目安は異なります。
      ご使用の電子レンジの説明書を必ずお読みください。
    その他の商品を電子レンジで温める場合
  • 「20歳未満の飲酒が法律で禁じられている」のはなぜですか?

    日本では「未成年者飲酒禁止法」により20歳未満の人の飲酒は禁じられています。脳や身体が発達段階にある間の飲酒は、アルコールによる障害が起こる危険が多く、また、体内に入ったアルコールを分解する酵素の働きもまだ弱く、急性アルコール中毒になることも多くあります。以上のような理由で法律でも禁じられているわけですが、同時に20歳未満の人が飲むことを知っていて販売したり供与したりすることも禁じられています。

  • 身体に入ったアルコールはどのように分解されるのですか?

    口から入った「アルコール」はまず大部分が胃腸で吸収されて、血液に溶け込み肝臓へ運ばれます。ここでアルコール脱水素酵素(ADH)の働きにより、「アセトアルデヒド」に分解されます。さらにアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)により「酢酸」に分解され、できた酢酸は血液に送り込まれ、最終的には「水」と「二酸化炭素(炭酸ガス)」に分解されて、体外に出ていきます。肝臓には限界があり、代謝しきれないアルコールやアセトアルデヒドが血液にのって全身をめぐるため、酔いを感じたり顔が赤くなったり頭痛がするなどの症状が現れるのです。また、身体に入ったアルコールのほんの一部は代謝せずに、尿や汗、呼気となり体外に排出されます。

  • 妊婦の飲酒はどうしていけないのですか?

    妊娠中にお酒を飲むと、胎盤を通じてアルコールがお腹の赤ちゃんに入り、さまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。妊娠中はお酒を飲まないようにしましょう。授乳期の飲酒にも注意が必要です。アルコールが母乳へ移行する割合はとても高く、血液中のアルコール濃度と母乳中の濃度はほぼ同じになります。お産後でも、母乳で赤ちゃんを育てている間は、アルコールは控えるようにしましょう。

  • 飲酒運転はどうしていけないのですか?

    アルコールは運転に重要な視力、反射運動、判断力、そのすべてを低下させます。その結果、信号の認知遅れ、ハンドル操作やブレーキ動作の遅れ、判断力の低下、スピードの出し過ぎなどを引き起こすため、絶対にやめましょう。飲酒運転によって引き起こされる悲惨な交通事故が後を絶たないことから、悪質危険運転者対策強化の一環として、平成19年の道路交通法改正により飲酒運転に対する罰則等の強化(運転者はもとより、酒類提供者・同乗者を含む)が図られました (平成19年9月19日施行)。

  • 「一気飲み」はどうしていけないのですか?

    大量のお酒を短い時間で飲めば、アルコールの肝臓での処理が追いつかず、アルコールは血液の中にとどまることになります。その結果、アルコールの血中濃度が急上昇し、意識障害を来たすようになり、更にひどくなれば昏睡状態に陥ります。これが急性アルコール中毒です。お酒の愛飲家は「全員が楽しく飲める酒席のマナー」をぜひ大切にしてください。