六甲山の整備・保全活動
第10回「森の世話人」 新入社員が初参加
  • お知らせ・最新情報

シェアする

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
白鶴酒造では、4月22日(火)、国土交通省 近畿地方整備局 六甲砂防事務所が主宰する「森の世話人(※)」活動の一環として、この4月に入社した新入社員たちが六甲山の整備を体験しました。



今回初めて参加する新入社員たちは、整備作業を始める前に、まず、酒造りに欠かせない水、寒造りに適した環境をつくり出す六甲颪(ろっこうおろし)など、白鶴をはじめとする日本の酒どころ「灘五郷」の酒造りにさまざまな恩恵をもたらしてきた六甲山について学びました。
その後、整備方法のレクチャーを受けながら、枝切りばさみやのこぎり、鎌などの道具を使って植樹した周辺の雑木・雑草の刈り取りを行いました。

新入社員の感想
「当社は、六甲山をはじめとする自然の恩恵を受けて酒造りをしていることをあらためて感じた」
「生い茂っていた草木を綺麗に刈り取ることができたので、達成感を得ることができた」
「最後は無心になっていた」

座学から離れて青空の下、酒造りをささえる六甲山を自らの手で整備することは、新入社員にとって学びとなる良い機会になったようです。



当社は、2021年12月から「森の世話人」の趣旨に賛同し、灘五郷の酒造りを支える六甲山の整備・保全活動に参画しています。これまで、住吉川上流域の指定区域(約4,500㎡)で年に数回、雑木・雑草の刈り取りをし、十分な整備ができた場所には根が強く土砂崩れを防ぐ働きのある落葉広葉樹の植樹を行っています。
今後も、活動面積を広げながら自然豊かで災害に強い六甲山を目指して活動を継続していきます。

<植樹履歴>
2025年3月   6本(コバノミツバツツジ、ムクノキ、ウリハダカエデ)
2024年12月   6本(ミズキ、エノキ、コバノガマズミ)
2023年4月   10本(イヌシギ、エノキ、ヤマザクラ)(うち7本根づく)

活動の様子






もろく崩れやすい花崗岩でできた地質や急峻な地形の六甲山は、住宅街に近く、土砂災害がおこりやすい山でもあります。六甲山で様々な高さの木や草をバランスよく育てることで、表土を守り雨水を涵養(かんよう)します。また、根の強い落葉広葉樹を植えることで、大雨や地震による土砂崩れを防ぎ、様々な生物が集まる豊かな森が生まれます。

当社の北側に位置する六甲山は、酒造りに欠かせない水、寒造りに適した環境をつくり出す六甲颪(ろっこうおろし)など、灘五郷の酒造りにさまざまな恩恵をもたらしてきました。当社は、「森の世話人」として、自然豊かで災害に強い六甲山の森づくりに協力し、自然環境と調和した酒造りを目指します。



(※)「森の世話人」活動
国土交通省 近畿地方整備局 六甲砂防事務所が主宰する六甲山の保全活動。市街地に近い六甲山地の斜面を樹林帯として守り育て、防災機能の強化と自然豊かな生活環境を確保する「六甲山系グリーンベルト整備事業」への市民・企業の方々の参加を進めています。 
https://www.kkr.mlit.go.jp/rokko/pr_media/plant/group/index.php

六甲山系グリーンベルト整備事業
https://www.kkr.mlit.go.jp/rokko/business/gb/greenbelt-bus.php
ニュースへ